決めてよかった!義母と私の有料老人ホーム体験
少しずつ足が不自由になり自力歩行が難しくなった同居の義母は
最近ではすっかり子供帰りしてしまい、喧嘩の絶えない日々。
主人は見かねて「老人ホームに預けてはどうだ、有料の」と言いますが、
家族を有料老人ホームに入れるのに少なからず抵抗もあり、頷けずにいました。
ところがある日、珍しく機嫌のいい義母がしゃきっとした顔つきと口調で
「よく頑張ってくれて、ありがとう。でももういいよ」と、通帳を手渡されたのです。
開くと名前の下に“有料老人ホーム入居貯金”と
自筆で書かれており、通帳には1,000万円近い金額が。
驚いて顔を上げると「最期ぐらい贅沢するわよ」と満面の笑み。
それを見た瞬間、私が煮え切らないせいで「有料老人ホームに入れてくれ」と
本人の口から言わせてしまった事実に腹が立ち、涙が止まりませんでした。
後日、有料老人ホームに入居中の家族がいるという知人に話を聞き、
その有料老人ホームを義母と見学に行き、職員の方々の話を聞いて帰宅。
ピンキリと言われる有料老人ホーム。
有料老人ホームでの事件も見るので、
他を見ずに決めるのは少々不安でしたが、
入る本人お気に入りの有料老人ホームが一番。
夫婦でそう意見が一致し、そこへ入居を決めました。
それから3カ月、会いに行くと嬉しそうな姿を見て
今では有料老人ホームのありがたさを実感しています。
あ、そうそう。
彼女が貯めた“有料老人ホーム貯金”は、内緒ですがまだ解約してません。
日に日に血色がよくなる彼女を見ていると、まだ先は長そうですから。


